フィリピン留学の費用について
留学するにあたって最も気になることは費用ですよね。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなど欧米圏への留学に比べてフィリピン留学はとても安いといわれていますが、合計でどれくらいの費用が掛かるのか、フィリピンへ留学したいと検討している方向けに項目別に詳しくご説明いたします。
今回の記事では留学費用の内訳や、期間別の目安、また可能な限り費用を安く抑えるコツまで徹底解説しています。
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フィリピン留学について

まずはフィリピンの基本情報と魅力をご紹介します。「英語のための留学でアメリカやカナダではなく、なぜフィリピン?」と疑問をお持ちの方もいるかと思います。実はフィリピンはアジアの中で英語を話す人口が最も多い国なのです。世界全体で見ても、その規模はアメリカ、イギリスに次いで3番目なんですよ。公用語が英語であり、TV番組や学校教育のほとんどで英語が使われています。そのため、非常に流暢に英語を話せる人が多いです。
フィリピンについて
気候
平均気温が30度前後であり、1年を通して夏です。しかし日本のように猛暑になることは珍しく、比較的過ごしやすい日が続きます。6月〜11月が雨季ですが、何日も降り続けることはなく、1日に数回スコールがあるような天気です。
物価
多くの人が、日本と比べて格段に安いと感じるでしょう。物価はおよそ日本の3分の1程度と言われています。現地での生活費が安く済むのは大きなメリットですね。
治安、衛生面
「フィリピンは治安が悪いのではないか?」というイメージを持っている方が多いと思いますが、学校がある地域はほとんど治安が良く、中でもセブ島はリゾート地のため特に安心できる地域です。
ただし、全てのエリアで安全と言いきれないのも事実です。そのため、現地到着後には語学学校の教師やスタッフに、危険な地域の情報を聞き、そこには近づかないようにするなど一定の対策は必要です。日本は世界有数の治安の良い国なので分かりづらいですが、外国であるという意識は常に持つようにしましょう。
フィリピンの学習環境について
フィリピンは有名なリゾート地であるセブ島があるため、日本人だけでなく世界中から観光客が訪れる人気の国です。日本からは約5時間で行けるので、日本人の観光客や留学生が多くいます。
人件費が安いこともあり、他の英語圏の国では費用が高く手が出せないマンツーマンレッスンを受けることができます。TOEICやTOEFL、IELTSなどの専門コースもマンツーマンで教えてもらえるため、確実にスコアアップを目指す人にとっては絶好の環境が整っています。勉強とレジャーの両方を充実したものにできる魅力があります。
フィリピン留学にかかる費用の内訳
出発前に支払う費用
入学金・学費

留学する学校の授業料、滞在費は出発前に学校へ支払います。ほとんどの学校では、授業料に滞在費や食費などの費用も含めていますが、学校によって1日3食ではなく朝食のみであったり、洗濯などの費用は別途現地で支払う必要がある場合もあります。詳しくは各学校の料金詳細でご確認下さい。また、学校によって日本円で算出されていたり、アメリカドルで算出されていたり料金の為替が異なります。日本円算出の学校の場合はレートに左右されることはありませんが、米ドル算出の学校の場合はその日のレートによって総額が大きく変動することもございますので日々レートをチェックすることも重要です。
フィリピンの語学学校は受講するプログラムによって留学費用も大きく異なりますが、スタンダードな一般英語コースの場合1週間6万円、4週間16万円が平均的な授業料となります。外部のコンドミニアム寮やホテル寮滞在の場合やより専門的なスキルを学ぶコースを受講される場合は、4週間当たり25万円以上になる学校が大半となります。
航空券代
日本からフィリピンまでは年々直行便の就航数が増えているので選択肢も多くなっています。フィリピン航空、セブパシフィック、ジェットスター、バニラエア、JALなどがフィリピンまでの直行便を就航しています。セブパシフィック、ジェットスター、バニラエアなどLCC(ローコストキャリア)は定期的に大幅値下げのキャンペーンを行っているので、フィリピン留学を検討し始めたら、LCCのSNSをフォローして常にキャンペーン情報をチェックすることをおすすめします。
通常であれば、フィリピン航空などでも平均6万円で航空券を購入することができますが、繁忙期とされる夏休みシーズンや年末年始になると、15万円以上になることもあるので、特に繁忙期での出発をご検討されている方は早めに航空券を購入されることをお勧めします。
海外旅行保険料
留学の準備で忘れがちの海外旅行保険。クレジットカード付帯の保険でも大丈夫!と思っている方はご注意下さい。クレジットカード保険にも、自動的に補償が有効になる自動付帯と、留学費用などをそのクレジットカードで支払うことで補償が有効となる利用付帯があります。また、ゴールドカードになると治療費用に関する項目が200万円ほどつきますが、一般カードやクレジットカードによっては、肝心の治療費の補償がセットされていなかったり、セットされていても50万円ほどしか補償されていないこともあります。また、クレジットカード付帯の保険の場合、いざ病院へ行っても補償内容の確認に時間がかかってしまったり、なかなかスムーズに手続きを進められず治療が遅れてしまった。という例も毎年報告されています。フィリピンでは治療費が全額支払えることが確約できるまで治療を開始してもらえないので、もしもに備えて必ず海外旅行保険に加入するようにしましょう。
現地で支払う費用
SSP申請費
SSP(Special Study Permit)は観光ビザでフィリピンに滞在する場合に合法的に現地で勉強するために必要な特別就学許可証です。地域によって金額は変動しますが、6,800ペソ(約1万9000円)または6500ペソ(約1万6250円)となります。
1回の申請で6ヶ月有効となりますので、6ヶ月以上の留学の場合はSSPの期限内に再度申請する必要があります。また、6ヶ月未満であったとしても転校をする場合は再度申請が必要になりますのでご注意下さい。
ACR-Iカード費
ACR-Iカード(Alien Certificate of Registration Identity Card)は59日以上フィリピンに滞在する外国人に取得が義務付けられています。ACR-Iカードの申請は、ビザ延長と異なり指紋の登録などがあるため留学生本人が申請に出向く必要があります。費用は3,500ペソ(約9,800円)です。
ECC
ECC(Emigration Clearance Certificate)は、6ヶ月以上フィリピンに滞在する人がしっかりとビザ延長手続きを行っているのか、フィリピンで犯罪を起こしていないかなどを証明する出国許可証です。申請費用は2,880ペソ(約6,624円)です。ECCの有効期限は、1ヶ月間なのでフィリピンを出国する1、2週間前には申請に行くことをおすすめいたします。6ヶ月以上滞在していたにも関わらずECCを申請せずに出国しようとすると出国できませんのでご注意下さい。
ビザ延長費
フィリピンは、30日までの滞在であればビザ申請の手続きを行う必要はありませんが、30日以上の留学の場合は観光ビザの延長手続きを行う必要があります。旅行での滞在の場合はご自身で延長手続きに行く必要がありますが、留学での滞在の場合、ほとんどの学校では学校スタッフがまとめて代行申請をしています。8週間までは4,140ペソ(約11,592円)12週間までは9,550ペソ(約26,740円)など4週間ごとに申請が必要です。※学校によって代行申請手数料などが追加で発生します。
光熱費
ここまで紹介した現地で支払う費用は政府に対して支払う費用なので、どこの学校へ留学する場合も同じでしたが、ここから先は学校によって異なります。学校によっては、出発前に支払う授業料に含まれていることもありますが、通常は水道代、電気代など週の固定料金または使用した分だけ請求されます。使用した分だけ請求がされる場合、1日中エアコンをつけっぱなしにしていたらとても高額になってしまった。ということもありますのでご注意下さい。
寮デポジット
寮のデポジットは、平均4000ペソ(約1万円)で設定されています。このデポジットは卒業時にお部屋の備品等破損がなければ全額戻ってきます。デポジットの金額は、滞在期間、滞在先タイプや学校によって異なります。
教材費
教材費も学校によって大きく異なります。フィリピンの学校では、日本の学校で使用しているような正規のテキストを使用している学校は少なく、ほとんどの学校がコピーテキストを使用しています。コピーテキストを使用している学校は教材費が安く設定されていますが、正規のテキストを使用している学校は1冊当たり2000円以上と高額になる傾向があります。留学期間によって使用する数が異なりますので出発前にどのくらいかかるのかあらかじめ計算しておくことをおすすめいたします。
生活費
生活費は、その方の現地での過ごし方によって異なりますが、平均1週間当たり1万円ほどかかります。学校によっては稀に支給されることもありますが、ほとんどの学校では学校で使用するトイレットペーパーなどご自身で準備していただく必要がございます。
また、週末にアイランドホッピングや観光、ダイビングのライセンス取得に行く場合は余裕を持って週2万円または3万円で計算することをおすすめいたします。
空港税
フィリピンの空港の発着便には空港利用税がかかります。しかし、航空代金に含まれているため、現金での支払い不要です。
期間別フィリピン留学に必要な費用

それでは続いて期間別に必要な費用をご紹介します。
- ◆2週間・・・海外生活をすることが目的なら十分だが、勉強目的なら足りない
- ◆1〜3ヶ月・・・英会話に慣れることは可能。TOEICなどの特定の目的のためなら十分スコアアップが期待できる
- ◆半年・・・リスニング力が劇的に成長する期間。英語で生活するのが当たり前になる
- ◆1年・・・英語力の向上を実感できるようになる。スピーキング力も付いてくる
留学期間は長いことに越したことはありませんが、目的や目標によっては1か月の短期留学でも十分に効果が期待できます。実際、ビザ無しで滞在できる最大期間が30日間なので集中して勉強したい人にはおすすめできます。一方で半年以上滞在すると、環境や文化に慣れ始め緊張感を保ちながら勉強に集中できなくなることもあります。そのため、半年ごとに語学学校を変えるなど工夫が必要になってきます。
フィリピン留学にかかる費用の内訳
学費
2週間 | 1-3か月 | 半年 | 1年 | |
---|---|---|---|---|
学費 | 約10万円 | 約15万-50万円 | 約90万円 | 約180万円 |
※学費には滞在費(寮費)と教材費を含みます。
※教材費は選択コース、期間により異なります。
生活費 (現地費用込み)
2週間 | 1-3か月 | 半年 | 1年 | |
---|---|---|---|---|
生活費 | 約5万円 | 約6万-15万円 | 約25万円 | 約45万円 |
食費や寮費
学費に含まれているため、生活費は圧倒的に節約できる部分ですね。滞在する寮の部屋を1人部屋にしたり、ホテルやコンドミニアムに滞在したりすると別途かかりますので注意が必要です。
その他費用 (フライト+保険+その他雑費)
2週間 | 1-3か月 | 半年 | 1年 | |
---|---|---|---|---|
その他費用 | 約8万円 | 約10万-30万円 | 約50万円 | 約80万円 |
留学にかかる総額(1か月の場合)
1か月滞在した場合、最安の総額目安は以下のとおりです。
学費 | 生活費 | その他費用 | 総額 | |
---|---|---|---|---|
1か月 | 約15万円 | 約6万円 | 約10万円 | 約30万円 |
航空券や入学金などの固定費を考えると、1か月以下の場合割高になってしまうため、1か月以上滞在すればするほどコスパが良い結果になります。また、上記の金額は最安の場合の目安のため、ある程度余裕を持った予算を考えると1か月でおよそ20万-25万円あれば安心できますね。
留学期間の決め方
悩ましい留学期間ですが、お金のことだけを言えば1か月以上の滞在がコスパが良いのは間違いありません。しかし留学の目的や目指すゴールによっては、2週間ほどの短期留学でも十分に効果はあります。帰国後の自分のキャリアなどを具体的にイメージしてから期間を決めるのがポイントです。
フィリピンの語学学校紹介
続いて、おすすめの語学学校を2つご紹介します。
English Fella 第2キャンパス

おすすめポイント
- セブ島中心地からは離れた場所に位置し、静かで勉強に集中できる
- 平日の外出を禁止するほどスパルタのコースもある
- 講師のトレーニングを徹底しており、非常に質の高いカリキュラムで定評がある
- 敷地が広大で、事務やプールも利用可能
リゾート地と知られるセブ島の郊外にある人気校です。徹底した勉強空間を提供している学校で、講師の質が高いです。TOEICやTOEFLの専門コースもあり、生徒の要望に合わせて柔軟に対応しています。
QQEnglish IT Park

おすすめポイント
- 日系の語学学校なので、日本語によるサポートが受けられて安心
- オンラインによる事前学習と、帰国後の継続学習が可能
- セブ島で最も治安が良い地域にある
- ネット環境も整っておりWi-Fi速度も申し分ない
- 高級ホテルのプールとフィットネスジムを無料で利用可能
リゾート地と知られるセブ島の郊外にある人気校です。徹底し
フィリピン留学費用を抑えるコツ・格安フィリピン留学を実現する方法

基本的にアメリカやイギリスに留学するよりもお得になるフィリピン留学ですが、費用をさらに安くするためのコツやポイントをご紹介します。
大人数部屋を早めに予約する
フィリピンの語学学校は寮費が学費に含まれているとご紹介しました。そのため、滞在する部屋によって差が生まれます。もちろん大人数の部屋のほうが安くなります。安い部屋から埋まってしまう傾向があるため、とにかく費用を抑えたい場合はなるべく早めに余裕を持って予約してください。
海外旅行保険の費用を抑える
万が一のためにも海外保険は絶対に加入することをおすすめします。最近はクレジットカードに付帯されている保険にも充実した内容が付いていることが多いです。そのため、クレジットカードでは補えない部分をカバーする保険に加入すれば無駄な保険料を省けます。カード会社によって内容や条件、適用期間が異なりますので、十分に確認してください。
ワーホリはできない?
フィリピンはワーキングホリデーの協定国ではありません。そのためバイトや仕事をして現地での生活費を稼ぐことは一切できませんので注意しましょう。しかし留学エージェントを通すことで、提携学校の費用などを節約することができます。
フィリピン留学センターでは常時さまざまなキャンペーンを実施しています。ぜひ1度ご覧ください。
フィリピン留学ならフィリピン留学センター

留学をするのであれば自力で手続きを行うのではなく、サポートをしてくれる会社を選ぶほうが効率的です。フィリピンに留学をするのであれば、「フィリピン留学センター」に相談をしてみてはいかがでしょうか?
留学準備はやるべきことが多く、仕事や学業と同時進行で進めるのはなかなかハードです。「じっくり考える時間がない!」「情報が溢れすぎて一人では決め切れない!」という方は、留学エージェントに相談するのがおすすめです。
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